猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

冬の塔ノ丸2012 再び雪化粧

四国山地に冬の暖かい雨が降り 雪のほとんどが流されてしまいましたが 旧正月を過ぎ再び白い風景が訪れました。 今年の冬は本気のようですね。 ◆賑やかな週末 先週末は和宏さんろくべえさん そして徳島のしげさんご夫婦と共に 剣山地の絶好のビューポイント …

最後の土佐猟師の物語 後編

「こんな猟をしゆものは 今はほとんどおらんと思う。」 猪を追い犬と共に山を駆ける。 これが本当の「山追い」だと言う。 ◆山を追うこと もちろん登山道などはない。 道なき山麓を猪の気配を追い 犬達と地下足袋で分け入る事は 山を知り尽くしているからこそ…

最後の土佐猟師の物語 前編

「河童ちゃん何ちゃぁ心配いらん 鹿が滅びる前に猟師が滅びらぁよ。」 猟師Kさんは豪快に笑い語る。 ◆寄せてもらうこと 海岸線の平野に険しい山が迫る 自然の恵み豊かな高知県安芸市に 猟師Kさんの隠れ家はあります。 ◆恵みを囲むこと 年の瀬迫る冬の休日 猟…

tochikoな里帰り ありがとう

襖が開けられた時 座敷の真ん中には可愛いキャンドルと 花束が置かれていました(*⌒▽⌒*)! ☆SURPRISE 「誕生日おめでとう〜!!」って 思いがけないサプライズ♪ だけど一番驚いていたのは母かもしれません。 二人で顔見合わせ 目頭が熱くなるのをごまかすのに …

神隠し遊山2012冬 賢者の心

土佐で生まれ育った植物学者 牧野富太郎先生がこよなく愛した バイカオウレンが咲く牧野植物園に 私の愛する仲間をご案内しました。 ◆託されたもの 「人の一生で 自然に親しむということほど 有益なことはありません。 人間はもともと自然の一員なのですから…

神隠し遊山2012冬 時間旅行

旧の正月を迎える山里で 雨粒を纏い光る蝋梅の花に 日本の巡る季節を感じます。 ◆山里のこと 土佐の北西最深部の一つ 高岡郡檮原町の最も深い処に tochikoが産まれ育った 四万川の集落があります。 ◆仲間の心のこと ここまでご一緒してくれた 和宏さん、ろく…

神隠し遊山2012冬 津野山郷

賑やかに遊山神隠し衆SARUは ニホンカワウソが最後に確認された 新荘川を遡り四国山地に深く進みました。 ◆R197を行く 太平洋から四国山地を貫き 瀬戸内海を渡り九州に至る国道197号線。 この長い国道の土佐でのお気に入りのお店へ。 ◆おもてなしのお店 その…

神隠し遊山2012冬 大海の幸

胸を弾ませ高知駅へ向かう。 今日は大阪のkatsuとkuminiの (お笑い)コンビが土佐に来る日。 ◆朝餐 高速バスの疲れを癒してあげたい tochikoの温かい朝食でお出迎え。 土佐の海産物と里山産直山下野菜。 湯気の向こうに再会の笑顔が咲きます。 ◆神隠し衆SAR…

電脳秘書ちいの日記 もんちゃんとはっちゃく

昨年の7月7日にうちの子になったもんちゃん。 (↑うちに来て2日目のもん) あれから6ヶ月あまり… こんなに大きくなりました。 今は高いところへ行くのが大好きで 仕事から帰ってゲージから出すと 食器棚の上とか、とにかく登ります。 で次々と物を落としてく…

tochikoな休日 一本釣りの町へ

高知県中西部に位置する 小さな漁師町中土佐町は 鰹の一本釣りや漫画家 故・青柳裕介氏の作品 「土佐の一本釣り」の舞台として有名です。 ろくべえさんとかおさんに 本場の鰹を食べてもらいたいと 和宏さんの提案で翌日中土佐町に向かいました。 ☆大正市場 …

家でも遊山で結ぶ

頂だけに拘らない「遊山」 自然を主役とする「黒子」 遊山黒子衆SARU ◆仲間が集まること 風邪を克服した和宏さん 電脳秘書ちいも駆けつけて 今日はSARUの新年会です。 ◆繰り返し続けること 四季折々気に入った居場所に帰り 通ってこそ見える風景を綴ってきた…

家から遊山2012 口福

お疲れ様でした。太平洋に乾杯〜♪ かつて有力豪族の物見台もあった 見晴らしの良い頂で存分に乾杯できるのも 歩いて帰る遊山ならではのもの。 ◆身近な口福 太平洋を眺めながら飯を焚き 持ち寄った口福で円卓を囲む。 こんな身近な遊山も良しですよね。 ◆小春…

家から遊山2012 後編

私が生まれた下町が見える。 私はいつもここに立つ度に ご先祖様はいつも見守ってくている その大切な事を改めて感じています。 ◆小春日和 そんな小春日和の皿が峰を下り 「鷲尾山」を目指す遊山は続きます。 ◆裏山のこと 道は再び雑木林に下る。 この鞍部の…

家から遊山2012 前編

雪遊びの予定だった週末ですが メンバーの体調不良などにより作戦を変更し 土佐に仲間を迎えて遊山を楽しむ事にしました。 ◆鏡川 (標高0m) さあ!今年も家から歩いて遊山。 龍馬も泳いだ鏡川に沿ってスタートし 高知市の裏山「鷲尾山」を目指して ろくべえ…

雪の下見のこと

ろくべえさん達ご夫婦の 積雪期テント泊デビューに向かって 成人の日にろくべえさんと2人で 雪の状態を偵察に行ってきました。 ◆冬に向かって 冬型の気圧配置続いた四国山地は 趣深山さんの日記を見ても高知県側には 相当積雪があると思われました。 ◆木々…

tochikoな山歩き 口福の一服

「散らかってますが どうぞご自由にお使いください」 寒い時は特にありがたい山荘横の避難小屋 今回もお世話になりました。 ☆山荘で 口福に身も心も温まった後 御礼がてら和宏さんと 珈琲を飲みに山荘に立ち寄りました。 湧き水コーヒー♪寒い日だからでしょ…

雪の梶ヶ森のこと 迷い家から

勾配が増し風が変わり 森を成す木々もブナ達の大木から リョウブなどの中低木に変わる。 ◆稜線へ 稜線を護る木々が纏うものは 柔らかい雪から鋭い霧氷に変わり 風景は厳しいものへと変わってゆく。 ◆風の形 霧氷は木々に残された風の形。 この厳しい環境を耐…

雪の梶ヶ森のこと 人の関わり

「高知道が雪で止まっちゅう。 こりゃぁ〜梶ヶ森も降っちゅうねぇ」 これは山屋にとっては吉報です(笑) ◆兵どもが夢の跡 ここも四国山地の例に漏れる事なく 営林署が残した広大な放置林がありますが その不毛な人工森林にも自然は分け隔てなく 美しい雪化…

和宏さんの初詣 山神さま

1杯600円の野菜天ぷらうどん。 このヒュッテのおもてなしが 冷えた体と心を温めてくれます。 ◆山神さまと 私が山を歩きはじめた頃の 四国の小屋主達の多くは 交通網の発達などにより役割を終え 山を下りてしまいました。 しかし今でも山を守る新居さんは 四…

和宏さんの初詣 雪の参道

「新居さんが山を降りる前に 剣山に行こうと思っています。」 和宏さんのメールが届きました。 ◆霊峰を目指す 冬季閉鎖する剣山頂上ヒュッテを 年末年始を山で過ごしたい登山者のために 小屋を開ける新居さんに会いたい和宏さんと 最終1月3日ご一緒すること…

八ヶ岳遊山2011 のりしろから

今回も沢山仲間に会う事が出来た。 そんな新しいご縁を毎年頂いている 山の神様に心から感謝しています。 ◆遊山のこころ 通って見える風景を残したい。 それが私達の遊山の心と思っていますが それはフィールドだけの事だではなく 人との縁もその様なものだ…

電脳秘書ちいの日記 2012年

あけましておめでとうございます。 2012年早くも1週経ちました。 今年は元旦から、キチキチのお店の方がお弁当の予約が 入ってたので休みなし! 年末も31日迄やってって感じの年末年始でした。 姪の上の子も、学校のサッカーが全国大会へ出場したため 元旦夕…

tochikoな年末年始 縁で結ぶ

いつの年からか 年末の恒例となった八ヶ岳は 仲間と力を合わせ気持ちを寄せ合い 山と真剣に向かい合う 大切な場所になりました。☆CIRCLE 今年は同じ四国から ろくべえさんかおさん そして関東からは頼りになる弟わいちゃんと 頂上からの風景を共に見ることが…

八ヶ岳遊山2011 赤岳山頂から

晴天恵まれた12月30日の朝。 わいちゃんを加えた私達パーティーは 峠道を越えて再び行者小屋へ向かいました。 ◆静かな朝のこと 「赤岳が呼んでいる」 朝の斜陽に光る霧氷林を観て 私はそう感じました。 ◆阿弥陀様に見守られ この瞬間の為に私達は 600kmを駆…

八ヶ岳遊山2011 赤岳鉱泉から

直火の圧力釜で焚く この小屋の飯は本当に旨い。 足の先までぽかぽか温まり 山に向かう心も元気になります。 ◆雪化粧 昨夜雪が降った様で 小屋の目の前にある大同心は うっすら雪を被っていました。 ◆1日目のこと 回復を告げる天気予報の第1日目。 私達は…

八ヶ岳遊山2011 美濃戸口から

「こんなに雪が少ない年も珍しいね。 でも雪が少ない分寒さは一品だよ。」 赤岳山荘のご主人がそう語ってくれました。 ◆冬が咲く 冬が造る風景には 雪もあり風もあり氷もある 私達が歩いている北沢にも 冬が美しく咲いていました。 ◆仲間と共に 2011年の年末…

電脳秘書ちいの日記 あけましておめでとうございます

大晦日に河童から 全員無事八ヶ岳から下山したと連絡がありました。 去年天候不良により断念した 八ヶ岳の主峰赤岳登頂に成功したかは… 聞きのがしました(苦笑) そんな河童とtochikoは予定を延期して 信州の居場所木曽で忘年会を設け 昨年と同様に仲間達と…