猿板

遊山黒子衆SARUの記録

カヤガゲ十三夜の遊山 寒の入

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 冬型の気圧配置は西から緩み
日本は高気圧に覆われ穏やかに晴れる。
翌日は日本海から前線を伴った低気圧が接近し
週明けからは再び冬型の気圧配置に戻りそう。

◆空を観る
ただ翌日の気圧配置を見れば
寒気を引き込む低気圧は発生するが
西日本は午前中までは高気圧圏内で
穏やかな晴天が期待出来ると思う。

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                    上空1500m付近                  上空5000m付近

◆川を遡る
 旧暦の毎月13日の夜の月で一献と
Tommyさんとテント担ぎ奥物部を訪れた。
彼女ともいつもの前泊作戦会議を設けたが
お酒も残らず気持ちよく目覚めた出発だった。

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 物部川を溯り源流の森を目指す。
美良布に入った時の空は曇り空だったが
これは日の出と共に消える寒気の名残り。

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 「先週から降ったね!」

 見えてきた奥物部の高山
白髪山と綱附森は雪を纏う。

 20cmは乗ったな。

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◆旧物部村に入る
 大栃から物部川を別れ
上韮生川に沿う県道に入る。

 綱附森西面の雪は少ない
今回は北から吹き込んだ様だね。

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川の流れは先回と変わりなく
雪が溶け出した様子はない。

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 最深集落の裏山に雪が現れた。
やはり雪は物部川に沿ってないな。

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◆山懐に入る

 「除雪しちゅうね」

林道は風が雪を飛ばし
地熱が伝わり雪が溶けやすい。

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「西熊が真っ白いで!」
    「ほんまや!嬉しいわぁ~!」

 喜んでていいのかなぁ。。。

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 寒波が一息つける奥物部の森は
どんな一期一会を見せてくれるだろう。

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                  寒に入る親しきものに会ふごとく  石田勝彦